2020/03/18 18:00

先日から千社札を始めました。


市松模様に麻の葉、鱗……。

代表的な和柄から始めました。




柄の模様自体は知っていましたが、名前はあまり知りませんでした。

しかし、今回、せっかく製作したので、名前の意味や由来を調べてみました。


「市松文様」は人気の歌舞伎役者の市松さんが好んで着ていた舞台衣装の柄だそうです。

それまでは「石畳」と呼ばれていたそうです。

今では東京オリンピックの柄でしょうか。

パターンがどこまでも続くことから、永遠や発展拡大、繁栄を意味する柄だそうです。


「麻の葉」は文字通り麻の葉を連想するところからこの名前になったそうです。

言われてみても、幾何学すぎて(笑)

麻の葉自体、あまり見たことがなかったので。

麻の葉は成長が早いことから子供の健やかな成長の願いが込められており、魔除けの意味があるそうです。

昔から赤ちゃんの産着の柄として用いられてきたそうです。


「鱗」は三角形の連続文様で、蛇の鱗のイメージです。

蛇が脱皮して厄を落として再生する厄除けの意味と、悪霊を退ける呪性を持つとされていたようです。


有名な「青海波」。

これも舞楽「青海波」の装束に使われたそうです。

手拭や和風な小物とかでよく見かけますね。

無限に広がる並みの模様に未来永劫へと続く幸せの願いを込めているそうです。

私はこの模様を見ていると、波の間から人魚が覗いている…なんてことを想像したりします(笑)

私だけですよね。


「唐草模様」

つる草が四方八方に伸びてからみあう文様です。どこまでも伸びていくツタの様子は生命力の象徴として一族の繁栄や長寿を意味して縁起がよい文様だそうです。

私のイメージ的には泥棒が盗んだものを入れる風呂敷ですが(笑)

でもわりと好きな模様です。


「七宝模様」

円形が繋がっているので、人と人との和(輪)の大切さを表現しているそうです。

さらにエンドレスで輪が続くことから子孫繁栄の意味もあるとか。

ちなみに七宝は金、銀、水晶、瑠璃、瑪瑙、珊瑚、しゃこだそうですが、人とのつながりはそれに相当するくらい大切なもの……ということでしょうか。


「千鳥格子」

最初、千鳥という名前がついているので、千鳥の模様がパターン的に配置された模様かと思っていましたが違いました。

確かに千鳥が列んでいるように見えなくもありませんが。

私的には和柄というより、なんか高級なスーツやスカートのイメージです。

千鳥は「富貴を運ぶ」という意味があるそうです。

これも演技のいい模様なんですね。



柄にも色々な意味や由来があるんですね。

千社札の模様を決める時の参考にしてみてはいかがでしょうか?

今の自分に合う模様を選択できれば、お守りにもなる素敵な千社札になりますね。