2020/03/28 19:30

日本に蔓延しているコロナウィルス。
どうなっちゃうんでしょうね。
桜の花も見に行きたかったんですけど無理そうですね。

そんな中、少しだけ千社札の柄を追加しました!



16■鹿の子
文字通り、鹿の背中の斑点の模様にちなんでいます。
鹿は神様の使いとも言われ、子孫繁栄を象徴している柄だそうです。
鹿といえば奈良や広島の宮島を思い出します。
普通に野山にいる鹿も山神様か何かのお使いでしょうか。


17■紗綾形
卍という漢字を斜めに崩して連続的につなげた文様です。
「不断長久( 絶えることなく長く続く)」という意味があり、家の繁栄や長寿を願う文様だそうです。
私は大岡越前のお白州の後ろにある襖の模様を思い出しますが(笑)
事件のない平和な世の中が長く続くことを願ったのでしょうか。


18■立涌
雲気(うんき)が立ち昇る様子で、平安時代以降に公家階級で装束・調度などに用いられていた伝統的な文様で格式高いものだそうです。
蒸気が立ちのぼるさまは縁起のよいものとされ、吉祥文様の1つだそうです。
ゆらゆらと天に昇っていく……竹取物語を思い出しました。
月に帰っていくかぐや姫。
そしてかぐや姫からもらった不死の薬をお爺さんが火口に投げ捨てた為、永遠に煙が立ち昇るようになった富士山(諸説あり)。
こういう表現も色んな意味があるのですね。


19■鈴文
その音が魔除けになり、神事や祭祀に用いられた文様だそうです。
後世ではかわいらしい模様から、子どもの着物とかに多く用いられてきました。
最近では金属の鈴が多いですが、昔は土で作られたもの。
神社とかで売っている干支の鈴がそれでしょうか。


20■蜻蛉
蜻蛉……トンボは害虫を取り除く貴重な益虫として、五穀豊穣の象徴だったそうです。
またトンボの動きが前にしか進めず退かないことから、縁起物として武士に好まれ、武具や着物の文様に用いられたのだとか。
そういえばトンボが後退しているのを見たことありませんね。




追加前の柄はこちらのブログにあります。

https://marukiprt.thebase.in/blog/2020/03/10/183000